徳島で働く「リアル」を届けるプロジェクトの一環として開催された全3回の意見交換会。 2026年2月13日(金)に行われた第2回は、創業100年を超える地元企業の採用担当者や、現役の大学生、そして移住経験者らが集まりました。 テーマは「企業選びの基準について」。立場が異なるからこそ見えてきた、現代の就職活動における価値観の変化。何を大切に働く場所を決めればいいのか、答えのない問いに向き合った熱い対話の様子をお届けします。
🗣️ 「これからの当たり前」はどこにある?
意見交換会の前半は、学生たちが今、何を求めて企業を選んでいるのかという話題からスタートしました。

Q. 企業を選ぶとき、一番重視したいことは何ですか?
【県内大学・学生の声】
給料はもちろんですが、それ以上に『休みが十分にとれるか』『やりたい仕事ができるか』が重要です。ワークライフバランスが取れる環境かどうかを、まず確認しています。
【県内大学・学生の声】
初任給の高さよりも、その後の昇給や評価の仕組みを重視したいです。給与は平均並みにあれば、あとは『会社の雰囲気』や自分とその会社の理念がマッチしているかを大切にしたいと考えています。
Q. 都会の企業は魅力的に見えますか?
【県内大学・学生の声】
都会にはチャンスや仕事の選択肢が多く、知名度の高い企業も多いです。そこで働くことが自分のステータスになる、という感覚も正直ありますね。
【県内大学・学生の声】
就職活動の早期化もあって、周りの友人は県外へ目を向ける人も多いです。地方は交通が不便というイメージも、企業選びに影響しているかもしれません。
🏢 迎え入れる企業側の「本音」と「変化」
学生たちの率直な声を受け、100年続く地元企業の担当者からも、現状を変えていこうとする強い意志が語られました。
【100年企業の採用担当者の声】
建設業界などには、きつい、汚いといった古いイメージがまだ根強く残っているかもしれません。でも今は、休日の確保や福利厚生の充実など、労働環境は劇的に改善されています。社員がプライベートも大切にできるよう、給与体系の見直しや、季節ごとのイベント、社員旅行などの交流にも力を入れています。
【100年企業の採用担当者の声】
自分たちが造ったもので地域が豊かになる。そんな地域貢献のやりがいは、この場所ならではの魅力です。その実態をどうすれば若い世代に正しく伝えていけるか、私たちも日々模索しています。
🤝 地方だからこそ見つかる「人・地域との繋がり」
今回の対話を通じて見えてきたのは、「都会か地方か」という単純な二元論ではなく、「どんな繋がりの中で生きていきたいか」という本質的な視点でした。地方には数値化しにくい「人・地域との深い繋がり」や「生活のしやすさ」という独自の価値があります。
「やりたいことは、就職した後でも見つけることができる」という心強い意見も出されました。大切なのは、最初から100点の正解を探すことではなく、「この人たちと一緒に働いてみたい」と思える繋がりに出会えるかどうか。
県では、そんな「温度感のある出会い」のきっかけとなるよう、今回徹底取材した20社のストーリーを発信しています。皆さんが納得できる答えを見つけるためのヒントとして、ぜひ活用してみてください。

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