株式会社テクノスモトキ
1923年の創業以来、地域産業とともに歩み続けてきた『株式会社テクノスモトキ』。創業当初はモーターの取り扱いから始まり、スウェーデン発祥の世界的ベアリングメーカー『SKF』のベアリングや工具の販売を開始した。創設者である初代が自ら英語を学び、いち早く海外製品を日本へ導入したことがその礎となった。
ベアリングは、自転車や釣具、キャリーバッグなど私たちの身近な製品にも使われている重要な部品。決して表に出る存在ではないが、社会を支える欠かせない役割を担ってきた。
ロボットや電気機器が当たり前となった現代では、テクノスモトキもまた時代の流れとともに機械から電機分野へと自然にシフトした。常に新しい技術や製品の情報を取り入れながら、時代に合った提案をいち早く行うことを大切にし変化の激しい時代の中でも取り残されることのないよう、常に一歩先を見据え続けている。
さらに、顧客の課題に寄り添う「課題解決型」として、仕入れた製品をそのまま届けるのではなく、提案という付加価値を加え顧客の悩みを解決してきた。
地域に密着し、すぐに駆けつける存在でありたい
三代目代表・元木 敏美さんと、専務取締役の平岡 章江さんは、100年続いてきた理由をこう語る。現在の取り扱いの約9割は県内企業。創業当初から在庫を多く抱え、地元企業が困ったときにすぐ駆けつけられる体制を整えてきた。必要なときに、必要なものを届けるその積み重ねが信頼を築いてきたのだという。
「地元、地域の方に育てていただいた会社です」
その言葉には、100年という歳月を地域とともに歩んできたからこそ抱く誇りと、支え続けてくれた人々への深い感謝が込められている。
次の100年を担う「社員たちの声」
営業2課(入社6年目)
元々は専門の短期大学を卒業し、自身のスキルを活かせる環境や新たな可能性を求めて仕事を探す中で、テクノスモトキと出会ったという。現場の社員と関わる中で感じた職場の雰囲気の良さに惹かれ、入社を決意した。
現在は営業として担当地区を持ち、納品や商談を行っている。
入社当初は専門知識もなく、製品をどのように提案すればよいのか分からなかったが、現場での経験を一つひとつ積み重ねる中で知識が身につき、またお客様との信頼関係が少しずつ築かれていったと話す。
最近では試験にも挑戦し、見事合格。働きながらスキルを磨ける環境も強みだ。
今後の目標は、さらに売り上げを伸ばし会社へ貢献すること。そう話す笑顔からは仕事への自信と意欲が伝わってきた。
営業2課(入社2年目)
大学3年生の頃にテクノスモトキを知り、文系専攻ながら仕事内容に興味を持ったことがきっかけでインターンシップに参加した。インターンではお客様への接し方を教わるとともに、実際の業務の流れや社風を肌で体感したが、会社を決める大きな理由として何より印象に残ったのは、担当してくれた専務の真摯な姿勢と、社内の温かい雰囲気だったという。
全くの未経験からスタートし、お客様とゼロから信頼関係を築いていくことに難しさを感じたが、入社後に専門知識を学べる環境が整っており、経験を重ねながら成長してきた。
現在は営業を担当し、お客様からの感謝の声や、人柄を評価してもらえる瞬間にやりがいを感じている。
「今後はさらに知識を深めて先輩の藤田さんのように資格取得にも挑戦して売り上げを伸ばしていきたい」。その言葉からは、先輩への敬意と日頃から築かれている良好な人間関係がうかがえた。
また、アウトドア好きで休日にはキャンプを楽しむこともある。休暇も取得しやすく、仕事と私生活のバランスを保ちながら充実した日々を送っている。
工場を支える誇りある仕事、社員への考え
「私たちは工場を動かすものを提供している。裏方ではあるが、必ず必要な存在だ」
専務の平岡さんは、幼い頃から父である元木さんにそう言われて育ったという。
表に出る仕事ではないが、止まってはならない現場を支える責任ある役割。その自覚と誇りこそが、100年続く企業の根底にある。
社員に対して大切にしているのは「長く働き続けてもらうこと」。
縛られない環境づくり、嫌なことを無理に強要しない姿勢。その積み重ねが社員が安心して働ける空気を生み出している。
また、100年という節目に、取引先への挨拶も兼ねた社員旅行で鳥取を訪れたという。
長年支えてくれた取引先への感謝と敬意を伝えることも、大切にしてきた姿勢のひとつだ。
「モノ」と「ヒト」を通じて社会を支える『株式会社テクノスモトキ』は、これからも時代と地域に寄り添いながら進化を続けていく。