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HOMEインターンシップ・職業体験企業特集障害児福祉に「希望の光」を。【徳島で仕事みっけ⑥】

障害児福祉に「希望の光」を。【徳島で仕事みっけ⑥】

株式会社 ハビリテ

株式会社ハビリテが描く、医療と保育が融合する未来

『株式会社ハビリテ』は“おやこを照らす光に“という理念のもと、保育・福祉・医療を一体化した支援を行う企業である。2018年設立、現在は職員約40名規模、今後50名体制へと成長を続けている。
社名の“ハビリテ“はリハビリテーションに由来する。本来リハビリとは“再び獲得する”という意味を持つが、子どもはゼロから能力を獲得していく存在であるため、再びを意味する“Re(リ)”を除いたハビリテーションをもとに、“ハビリテ”とした。
児童発達支援事業からスタートし、重症心身障がい児向け支援、保育園運営、訪問看護事業へと展開。現在は放課後等デイサービスも拡充し、生後1ヶ月から高校生までを一貫して支援できる体制を整えている。この“切れ目のない支援“は同社の大きな特徴の一つだ。

保育と医療の融合が生み出すインクルーシブな成長環境

最大の強みは、保育と医療が融合している点にある。一般的にリハビリや看護を受けるためには、保護者が仕事を休んで通院する必要がある。しかし同社が運営する『ゆずりは保育園』では、子どもが保育園に通いながら医療サービスを受けることが可能であるため、保護者の負担軽減と子どもの成長支援を同時に実現させている。この仕組みは地域でも非常に珍しく、多くの世帯から支持を集めている。

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また、『ゆずりは保育園』では“インクルーシブ保育”を大切にしている。障がいのある子もない子も同じ環境で過ごすことで、互いに良い影響を与え合うという。障がい児にとっては刺激や社会性の向上につながり、障がいのない子にとっては自然と他者を思いやる心が育まれる。実際に、子ども同士の関わりの中で偏見のない価値観が形成されていく様子が見られているという。

理念確立と組織再構築が導いた持続的成長

「事業成長にはいくつかの転機があり、特に大きかったのは理念の確立でした」そう話すのは代表の太田社長。創業当初は想いだけで進んでいたが、理念を言語化したことで組織の方向性が明確になり、社員が同じ目標に向かって進めるようになったそうだ。また、過去に大量離職という困難を経験したことで、事業の強みである“医療“にフォーカスする決断ができ、結果的に組織の軸がより強固になったという。
 
経営において重視しているのは、社員の働きがい。子どもや保護者への支援の質は、社員の状態に大きく左右されるため、社員一人ひとりがやりがいを持ち、安心して働ける環境づくりを最優先に考えている。“社員が幸せであれば、その先の家族も幸せになる“という考えを常に持っているそうだ。

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 希望を広げる社会へ―100拠点展開と価値観の転換

「今後のビジョンは、全国に同様の施設を100ヵ所展開すること。最終的には“障がい児が生まれても絶望しない社会“を実現すること。そのためには、誰もが当たり前に通える保育環境と、そこに医療が組み込まれた受け入れ態勢の整備が不可欠なんです」と語る代表の太田社長の表情から熱意が感じられる。
さらに、障がいや困難を“不幸“と捉えるのではなく、“人生を豊かにするギフト”として捉える価値観の発信にも力を入れているという。
同社が目指すのは、単なる福祉サービスの提供ではなく、親子の人生に寄り添い、安心と希望を生み出す存在である。そして、そこで働くこと自体が誇りとなる組織づくりを通じて、社会全体をより温かいものへと変えていこうとしている。

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中村 麻理奈さん(管理者/児童発達支援管理責任者/理学療法士)

創業メンバーの中村さんは、かつて代表の太田社長の息子のリハビリ担当だったという。太田社長の圧倒的な行動力に惹かれて入社した中村さん。「当時は福祉現場を知らない太田社長と衝突し、どん底まで印象が落ちた時期もあった」と話す。
今では太田社長を「メラメラと燃える火星人のような、熱いエネルギーを持つリーダーとして信頼しています」と語る中村さんの今の目標は、“ゆずりはで働くことをステータスにすること”だという。「徳島県の大手製薬会社のような、地域に誇れる企業へと成長させることを夢見ています」と笑顔で話す中村さんからは熱意が感じられる。
本音でぶつかり合い、フラットに意見を言い合えるそんな風通しの良さも、この会社の魅力の一つだ。

加藤 優子さん(ゆずりは保育園園長)

「子どもたちがありのままの姿で安心して過ごせる“第二の家庭”を目指し、温かく居心地の良い保育環境づくりを大切にしている」と語るのは、同社ゆずりは保育園の加藤園長である。

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家庭の延長のような存在として、子どもだけでなく保護者や職員も含め、誰もが“また明日も来たい”と思える場所であることを理想としているという。保育においては、温かい環境の中で、子どもが “ありのままの自分でいいんだ “と肯定される経験を重ねることで、心の安定や自信につながっていくと考えている。
他にも“心の根っこを育む”という理念のもと、嬉しい・楽しい・悲しいといったさまざまな感情を受けとめ、“やってみよう “とする気持ちを大切にし、それらを安心して表現できる環境を整えているそう。これらの経験が積み重なることで、思いやりや優しさといった心の土台が育まれていくと考えている。
大きな木がしっかりと根を張るように、子どもたちが将来どんな環境でも自分らしく生きていけるよう、揺るがない心の基盤を育てる保育を実践している同社には徳島から業界を変える熱意と強い想いが感じられた。

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